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毎日新聞「おじゃまします」 cafe SIKKIM

料理はすべて1人で作っている平野元さん

◆cafe SIKKIM(カフェ・シッキム)
◇豊中市庄内西町2
◇本場イタリアの味を再現
 阪急庄内駅(豊中市)から徒歩3分の静かな住宅街にある。本場イタリアの食材を使った本格的なパスタなどが人気で、昼時には近くの大阪音楽大学の関係者らでにぎわう。
 ランチは、パスタ、リゾット、カレーまたはハヤシライスにサラダが付いたサラダセット(750円)と、デザートとサラダ、チャイが付いたデザートセット(890円)がある。オーナーシェフの平野元(はじめ)さんは「日本人向けのアレンジはあえてしない」と本場の味の再現に励む。パスタはナポリ産の低温乾燥のものを使い、小麦の風味が豊かでもちもちとした歯ごたえがある。
 オリーブオイルは料理ごとに使い分ける。「海の食材には海側の、肉には山側の木で採れたオリーブオイルを使います。ワインと同様、産地や製造元により風味や香りが違うので、その違いも楽しんでほしい」と話す。
 34年前に開店した時は紅茶とケーキの店だった。「お客さんの要望でパンやパスタを出すようになり、リクエストに応じてにつれ料理がどんどん増え、カフェがいつの間にかレストランになった」という。店名の「cafe」はその名残だ。常連客には留学帰りの音大生やイタリア人音楽家も多く、「懐かしい味」と喜ばれている。
 30席。11時半~15時。ディナーは完全予約制(合計2万円~)。不定休。06・6331・0577。(早川方子)=毎日新聞大阪面2014年4月17日

cafe SIKKIM

更新日時 2014/05/23


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