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赤いスープが味の決め手 コリアンキッチン・秀彬

【コリアンキッチン・秀彬(スビン)】豊中市新千里東町1-3、せんちゅうPAL2階▽11時半~14時(ラストオーダー)、17時半~22時半(ラストオーダー)▽不定休▽06-4863-0031

 豊中市・千里中央のせんちゅうPAL2階にある韓国料理「秀彬(スビン)」は、グツグツと煮える真っ赤なチゲ鍋を食べさせる。飲食店を展開するゼネクス(吹田市)が、2013年3月にオープンさせた。
 「本場の味を食べてほしい」と、ソウル出身の料理人から受け継いだ味を提供する。厨房に立つ料理人の水間大介さんは「この店の味を知ってもらうには、まずチゲ鍋を食べてほしい」と話す。
 手間をかけて仕上げる赤いスープは、イワシから取る海鮮だしをベースに、数種類の韓国トウガラシをブレンドしている。水間さんは「だしの味が根本にあって、辛さが乗っている。単に辛いだけじゃなく、辛さと甘味のバランスがうまみになる」と語る。
辛さは好みに応じて調節する。「毎日、チゲを食べに来る若い女性もいる。辛くして、と注文する女性が多いのにも驚いた。女性は刺激を求めたくなるんでしょうか」と笑っていた。
 チゲ鍋はホルモン豆腐のほか、タレに漬け込んで焼いた鶏肉が入ったダッカルビ豆腐、ベーコンやソーセージ入りのブデ豆腐、サンマのぶつ切りが入ったサンマキムチ豆腐などもあり、約20種類。
 ランチは海鮮豆腐やきのこ豆腐、キムチ豆腐などチゲ定食が7種類に、石焼きピビンパなどがある。海鮮豆腐チゲは、イカやエビ、アサリ、ムール貝などの魚介と豆腐に、卵が落とし入れてあった。モヤシ、ノリ、コチジャンの入った別の容器も出てきて、ご飯の半分を入れてモヤシピビンパとして食べられる。チゲができ上がるまでの時間つなぎを考えた気遣いだ。自家製キムチが付いて750円。
 水間さんは「スープとご飯を別々に食べてもいいが、鍋にご飯を入れて、リゾットのように食べると、よりまろやかに味わえる」と教えてくれた。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第58号(2013年12月12日)

更新日時 2013/12/11


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