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豪快な海鮮丼 ぎょっぷ

豊中市豊南町南3-8-9▽11時半~15時、17時~23時▽不定休▽06-6336-9800

 豊中市豊南町南3の「ぎょっぷ」は、魚介を豪快に盛り付けた海鮮丼が名物だ。魚屋「魚富水産」が手掛ける店で、大漁旗や網などを飾り、漁港の食堂をイメージした店内になっている。魚富水産社長の中島年生さんは「魚以外ええとこおまへん」と、にんまり顔を見せる。
 ぎょっぷは「魚富」の読み方を変えただけと中島さん。茨木市の大阪府中央卸売市場で働いた経験があり、自身の目利きで毎日、中央市場で新鮮な魚を仕入れている。また、兵庫県新温泉町の浜坂漁港からも、水揚げされたばかりの魚が直送され、自慢の海鮮丼のネタになる。
 人を驚かせるような面白みのある商売をしたいと考え、店で出す料理は見た目の驚きに加え、魚介のおいしさをとことん味わってもらえるように心を砕いているという。「お客さんを喜ばせることに夢中になりすぎて、もうかりません」と、苦笑する。
「自分にとって、魚は相棒」と話す中島さんは「牛丼やラーメン、カレーなどのランチのローテーションの中に、海鮮丼を位置付けたい」と考えている。そのための次の一歩として、年内に2号店を開店させたいと語り、「ぎょっぷの海鮮丼で日本を席巻したい」と大きな夢を描いている。
 ランチは1番人気が極上海鮮丼で、下の白いご飯が見えないほど赤エビやタイ、イクラ、カンパチ、ウナギなど10種類の魚介が豪快に盛り付けられている。ご飯にはつゆがかかっていて、卵の黄身が隠れていた。冷ややっこ、みそ汁、モズク酢、そばが付いて1500円。他にも酢めしを使い、エビ、ホタテ、ウニ、サーモンを乗せた北海丼(1500円)や焼き魚定食、煮魚定食(700円)、造り定食(750円)など18種類ある。店では鮮魚の販売もしている。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第52号(2013年6月13日)

更新日時 2013/06/12


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