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文化と食の交流 豊中中国文化教室・中国茶坊

【豊中中国文化教室・中国茶坊】豊中市本町1-4-9、中島ビル1階▽茶坊は金、土、日、月曜11時半~13時半、18時~21時▽06-68507172

 北京語、台湾華語、台湾語を教える豊中中国文化教室が豊中市本町1にある。教室の開催日は火、水、木曜。それ以外の日は中国茶を楽しみながらくつろげるカフェにしようと、「中国茶坊」を開いた。だが、「お茶だけ?」と帰っていく人も多く、お客さんに促されてランチを始めることにしたと、李(日本名:天野りか)さんは明かす。
 教室は、北京出身の李さんが1995年に岡町駅前に開いたのが始まりで、2013年4月に今の場所に移った。「中国語を自然に身に着けてもらえるように心がけている」と李さん。小学生から80代まで約50人の生徒に中国語を教えるほか、二胡(にこ)などの中国楽器や中国茶のクラスもある。通訳、留学相談、現地の観光案内などもしていて、「中国に関わる何でも屋さん」と笑っていた。
 教室では中国語でおしゃべりをする会や中国の文化を知ってもらうイベントも開く。次回は8月25日午後3時~5時、「納涼祭2013」と題したコンサートを開催する。中国民族楽器フルス奏者の劉偉(リュウイ)さんを招き、フルスの体験と参加型のミニコンサートを予定している。軽食・ドリンク付き2000円。定員は30人(要予約)。
 ランチは日替わり定食のみ。最初は慣れない李さんに、お客さんの方がハラハラしていたそうだ。「1人で作っているので、少し待ってもらわないと」と李さんは申し訳なさそうに話している。日本人に人気があるマーボー豆腐、チンジャオロース、マーボーナスなどの家庭料理をメーンに、手作り水ギョウサ、サラダ、スープ、漬物、ご飯がついて680円。中国茶(ウーロン茶、ジャスミン茶)は280円。ランチがある日は夜も営業する。手作りの焼きギョウサや蒸しギョウザなどがある。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第54号(2013年8月8日)

更新日時 2013/08/07


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