このエントリーをはてなブックマークに追加

トライアスロン夫婦が営む 中華料理・天座

【中華料理 天座】豊中市服部本町1-7-7▽11時半~14時、17時~21時半(オーダーストップ)▽日曜定休▽06-6866-8821

 阪急服部駅近くの中華料理店「天座(あまくら)」は、油っこくないあっさり味の中華料理を食べさせる。田中康裕さんが「本格中華を大衆価格で」をコンセプトに、2002年にオープンさせた。
 田中さんは中学卒業後、中華料理店で約20年間修行を積み、36歳の時に念願だった店を持った。「常連さんを大事にしたい」と、テレビ取材などは断り、地元に愛される店を目指し、普段着で来られる店づくりをしてきたという。妻のあゆみさんと2人で切り盛りする。
 田中夫妻はトライアスロンやウルトラマラソンに挑戦するアスリートでもある。自転車やランニング練習の途中に立ち寄る客も多く、マラソン談義に花を咲かせることもある。体力トレーニングのために乗り始めた自転車が、トライアスロンの世界へ広がりをみせたと康裕さん。豊中トライアスロンクラブに入り、15年ほど前から年2回、大会に参加する。完走者に贈られるメダルを手に、「いつも制限時間内ぎりぎりの完走でね。仕事があっての趣味だから、店や家庭を第1に考え、時間をやりくりして練習する。トライアスロンに出るのは、簡単なことではないんですよ。スタートラインに立つと、これまで積み重ねてきたことが頭をよぎり、そこで涙することもある」と熱く語る。9月15日に丹後半島で開かれる100キロウルトラマラソンに出場する。「料理は強火で一気に。マラソンはゆっくり長く」と笑っていた。
 日替わり定食(780円)のほか、酢豚やエビチリ、唐揚げなど6種類の定番定食(900円)もある。定食はメーン、ご飯、スープ、漬物にミニあんかけ焼きそばか水ギョウザ、アンニン豆腐が付く。焼きギョウザや具だくさんの八宝湯麺(パーポータンメン)、酸味と辛味のバランスが絶妙な酸辣湯麺(サンラータンメン)も人気がある。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第55号(2013年9月12日)

更新日時 2013/09/10


関連地図情報

関連リンク