洋風グリル串焼き 千里菫
【洋風グリル串焼 千里菫】豊中市新千里東町1-3-23、せんちゅうパル地下1階▽11時~16時半、17時~23時(オーダーストップ22時)▽無休▽06-6155-1008(写真左から3人目が東平和さん、隣が妻の彰子さん
千里中央駅のせんちゅうパルに「洋風グリル串焼・千里菫(せんりのすみれ)」がある。イタリアンやフレンチを織り込んだ創作串焼きの店で、オープンキッチンの鉄板を使って焼き上げる。店主の東平和(としかず)さんは「串を刺すことよって絵になる。食材がたくさん使えるし、組み合わせも面白い。そのうえ、ヘルシー」と話す。
2008年に箕面市から移ってきた。妻の彰子さん、息子の平聞(としひろ)さんと嫁のまき子さんの東一家のほか、家族同然という平和さんの先輩、後輩シェフらが腕を振るっている。
「店のドアを開けた時にのぞかせるお客さんの緊張した顔が、ふっと豊かな表情になる一瞬がある。料理を見た瞬間の驚きだったり、食べた時の喜びだったりする。そんな顔を見たくて」と平和さん。心を通わせるような店づくりをしてきたと言う。「ワインを出すなら、ソムリエがいなければ」と、2012年に資格を取った。大学の受験勉強をして以来、真剣に勉強をしたと笑い、「ほかほかのソムリエがいます」と、照れくさそうにPRする。
貝柱のベーコン巻き、牛乳で炊いたカリフラワーと鶏肉ミンチをあわせたガレットや、エリンギをイカで巻いた「トルネード」、レンコンの豚肉巻き、もち豚ロースのバジル風味、きのこのレタス巻きなど、旬の素材を使った串焼き8種類を、赤ワインが入ったポン酢、塩、ゴマだれで味わう8品ランチは、ご飯、みそ汁、自家製ぬか漬け、サラダ、コーヒー、デザートが付いて1250円。串焼き6品(850円)やハンバーグ(850円)、もち豚ステーキ(980円)、牛フィレ肉ステーキ(1600円)などもある。ぬか床は22年もので、隠し味はビール酵母だそうだ。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第56号(2013年10月10日)
更新日時 2013/10/09