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池田からヘルシー麺を発信 六蓮庵

【六蓮庵】池田市石橋2-4-2▽7時~10時、11時~14時、18時~21時(日曜17時~20時)▽3月から水曜定休▽070-5046-4186

 池田市の国道176号沿いに、グリーンハーブを使ったうどんの店「六蓮(ロハス)庵」が1月18日、オープンした。椎葉眞士さんが「インスタントラーメン発祥の地、池田からヘルシー麺(めん)を発信したい」と、モリンガ、シークワーサーの葉、長命草を使った緑色のオリジナル麺を作り、開店にこぎつけた。
 豊中市で美容室を経営する椎葉さんは1年半ほど前、サプリメントを手にした時にモリンガを知った。モリンガは亜熱帯などに育つ木で、和名は西洋ワサビの木。ミラクルツリーと言われるほど栄養価があることを知った椎葉さんは、「モリンガを使って、美容や健康に役立つものを作りたかった。その表現方法がうどんだった」と話す。
 すぐに製麺を始めるものの、全く麺の形にならなかった。分量を変え、何度も挑戦するがうまくいかない。困った椎葉さんはヒントを得ようと沖縄県の生産者を訪ねた。そこで、シークワーサーの葉と長命草があることを教えてもらい、モリンガにブレンドして、うどんに練り込むグリーンハーブを作り上げた。
 臭みがなく、コシがあるうどんを完成させるまで、50回以上も試作を繰り返したという。「最初はこねている間も青臭くて。食べられるかどうか心配だった」と、接客する妻の道代さんは話す。椎葉さんと二人三脚で麺の開発をした店長の河野達也さんは「眠れない夜もあった」と笑う。椎葉さんは「特許申請を済ませた。どこにもない新しい麺を多くの人に食べてもらいたい」と話している。
 きつねかワカメが選べる六蓮うどんは480円。エビ天や野菜のかき揚げなどトッピング用の天ぷら(60~180円)もある。グリーンハーブを使ったドーナツや白玉(各150円)などの和スイーツもある。ホームページhttp://美s.com/
(進藤郁美)

六蓮庵 池田市石橋2-4-2

更新日時 2012/01/31


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