トマトのアイデア料理 ダイニングバートマト
豊中市中桜塚2の「ダイニングバートマト」はトマトを使ったアイデア料理を提案する創作トマト料理専門店だ。
若いころから喫茶店や洋食店、居酒屋など飲食業界で働いてきた櫻井義邦さんが2005年6月にオープンさせた。何か特徴のあるメニューを作りたいと考えていた時、妻の五女惠(いなえ)さんがカツオだしにトマトソースを加えたことが、トマト料理専門店への第1歩になった。「どんな味になるのか、いたずら半分」だったと五女惠さん。
2人で完成させた「とまとそば」は、どんぶりに入った温かい和そば。トマトベースの和風スープに、天カス、青ネギ、プチトマトが乗っている。一緒に出るユズコショウを加えて食べると、「違った味が引き出され、味にバリエーションが出る」。トマトと和風だしの意外な組み合わせがうけ、大阪市や堺市からわざわざ食べに来た人もいたほどだった。
基本となる自家製トマトソースは、義邦さんが工夫を重ねた自慢の味。トマトの代表品種の桃太郎を食べごろになるまで完熟させ、タマネギやセロリなど野菜を加えて3日間じっくり煮込む。「メニューは16種類。こんな食べ方もあるのかと知ってほしい。トマトが苦手な人も、店の味をきっかけに好きになってもらえればうれしい」と義邦さん。
制服にしている色違いのシャツにも意味がある。「私は(トマトの)ヘタで、妻が実でね。ははは」と笑う。
トマトを使ったランチは「とまとそばセット」(850円)、韓国麺を使った「とまと麺(めん)セット」(950円)の2種類。それぞれ小鉢2品、白飯、漬物、フルーツが付いている。ディナーは、登場したばかりのつけ麺のほか、鍋、ステーキ、シチュー、デザートなどトマトづくし料理が味わえる。(進藤郁美)
◆「ダイニングバートマト」のホームページはhttp://www.tcct.zaq.ne.jp/bpaua602/
更新日時 2011/04/14