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いつまでも動く体に⑪ NEATをがんばろう

かかとを上げて生活することも、簡単にできるNEATだ。エムズの皆さんにもやってもらった

 この連載では、肩や腰などの部位ごとに、痛みを軽減するストレッチや、筋力をつけるトレーニング方法を伝えてきた。しかし、わずかとはいえ時間を割いてトレーニングを続けるには、高い意識が必要となり、つい忘れてしまうことも多い。
 そこで取り入れるのが、NEAT(ニート)だ。Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)の略で、日常生活の中にちょっとした運動を盛り込み、消費カロリー量を高める活動のことだ。ちょっとした運動と言っても、バカにはできない。例えば床掃除や階段の上り下りなどの動作は、水泳や自転車など、ジムで行う運動と同程度の活動量となるのだ。ところが、今は床掃除は自動掃除機が行い、階段はエレベーターやエスカレーターを利用することが増え、自分が思っている以上に、日常生活から運動は減っている。
 南谷クリニック メディカルフィットネス・エムズの松村亮介マネージャーは「とにかく、無駄な動きを増やしましょう」と話す。電車では常に立つ、テレビはリモコンを使わず、よく使うものほど遠くに置いておくなど、「面倒だなあ」と思うことを、逆にやってみるのが効果的だ。また、1日に立っている時間について、やせ気味の人より肥満気味の人の方が約2.5時間少ないという統計もある。これは約ごはん1.5杯分、350キロカロリーの差となる。その差を埋めるよう、意識をして生活を変えてみよう。(礒野健一)
【南谷クリニック メディカルフィットネス・エムズ】豊中市岡町北1-2-4▽06-6841-5720▽http://www.minamitani-c.or.jp/
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第61号(2014年3月13日)

更新日時 2014/03/13


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