いつまでも動く体に⑦ お尻の筋力をきたえよう
股(こ)関節の動きが悪くなったり、痛みが出たりするのは、姿勢の悪さに起因する。背中が丸まると腰が落ち、お尻に力が入りにくくなる。そのため股関節への負担が大きくなり、痛みが生じやすくなる。
解消するには、お知りの筋肉をきたえるトレーニングが有効だ。まず、仰向けになり、ひざを立ててお尻を浮かせる(写真①上)。ひざから腰、肩までのラインは直線を維持する。お腹を締めながら行うことにより、腰への負担が軽減される。また両足は外に開かず、内股にならないよう気をつける。
立って行うのは写真②のトレーニング。壁に片手をつけ、腰から上は動かさないまま、足だけを前後に動かす。その際、腰に手をあてると、骨盤が動いていないかを確認しやすい。
どちらのトレーニングも、朝晩に10回ずつやれば十分だ。続けていけば、階段や坂の上り下りなども無理なくでき、お尻のラインが引き締まるので、スタイルも良くなる。(礒野健一)
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更新日時 2013/09/10