いつまでも動く体に⑧ 五十肩
年齢とともに肩回りの動きが悪くなり、痛みを伴ってくる症状が、五十肩だ。最初は手を上げにくく感じるだけだが、やがて痛みを伴い、最後には動かすことさえできなくなる。発症に男女差はない。
初期には五十肩だと自覚しにくいが、簡単にチェックする方法がある。両手を頭の上に伸ばして左右の手のひらをくっつけた時、腕と耳の間に隙間ができなければ問題ない。逆に大きな隙間ができる場合は、五十肩になる可能性が高い。
メディカルフィットネス・エムズ(豊中市岡町北1)の松村亮介マネージャーは、「専門用語で『凍結肩』と呼ぶ、肩が全く動かない状態にまでなると、治療には半年から1年以上の時間がかかる。そうなる前に、肩の筋力を付け、動きをほぐすトレーニングをしてほしい」と話す。
トレーニングには、タオルを使う。座った状態でお尻の下にタオルを挟み、一方の端をつかんで引っ張る(写真①)。また、タオルの両端を両手で握り、脇腹にひじを付けた状態で、左右に引っ張り合うトレーニングも有効だ(写真②)。いずれも痛くない範囲で、無理をせずにするのが良い。(礒野健一)
【南谷クリニック メディカルフィットネス・エムズ】豊中市岡町北1-2-4▽06-6841-5720▽http://www.minamitani-c.or.jp/
更新日時 2013/09/12