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疑問を聞く⑩ こもれび、こぼれび?

「こぼれび通り」は豊中市のアダプトロード(アダプトは養子の意味)になっている

 豊中市の千里中央から千里中央公園までの遊歩道は春に桜、初夏はハナショウブ、アジサイが咲き誇る。この道を「こぼれび通り」とも「こもれび通り」とも聞くが、一体どっち?
 千里中央駅から長谷南橋を渡ったところに、豊中市が設置した「道路愛称名の由来」と書かれた看板があった。それによると「こぼれび通り」が正しかった。1993年に市民公募で決めたという。当時、愛称を決める検討会は、「木漏(も)れ日」が正しいという意見もあったようだが、「太陽の光がキラキラしているこの道の様子をよく言い表している」と、決めたそうだ。
 こぼれび通りを歩くと、ニセアカシア、クスノキ、ネズミモチ、サンゴジュ、ホルトノキ、スダジイなどの木が緑の葉を生い茂らせ、木のすき間から太陽の光が差し込んでいた。こぼれび通りは、生活習慣病の予防のために手軽にできるウォーキングコース「ツール・ド・大阪 とよなかウォーキングコース」の1部にもなっている。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第54号(2013年8月8日)

更新日時 2013/08/07


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