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疑問を聞く④ 卓球のまち池田

阪急池田駅前には「卓球のまち池田」をPRする看板がある

 池田市は「卓球のまち池田」を掲げている。阪急池田駅前でバスを待っている10人に尋ねると、知っていると答えた人が9人で、知らないと答えたのは箕面市から来ていた高校生だけだった。ただし、理由を知っている人は半数だった。
なぜ、卓球のまちなのか。市教育委員会に聞くと、1997年のなみはや国体で、池田市が卓球の会場になったことをきっかけに、「卓球で町おこしを」という機運が盛り上がったという。
 市は1981年に中国・蘇州市と友好都市提携を結んだ。提携には卓球が大きな役割を果たした。池田市日中友好協会などが、蘇州市と卓球を通じた交流を続けてきたことが背景にあったようだ。
 市は2002年7月に「卓球のまち池田」推進委員会を発足させ、子どもからお年寄りまで気軽に楽しめる生涯スポーツと位置付けて、普及に努めてきた。池田レディース卓球講習会やジュニア卓球講習会、ピンポン祭りなどが主な事業で、毎年、120万円の予算を付けている。市教委・生涯学習推進課の田上雅則さんは「ちょうど今年で10年。もっと盛り上げたい」と話している。(進藤郁美)

更新日時 2012/04/11


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