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疑問を聞く③ 教職員の人事権移譲とは?

 教職員の人事権が4月1日、大阪府から豊中市、池田市、箕面市、豊能町、能勢町の3市2町に移譲される。教育現場にどんな変化があるのか、豊中市教育委員会の人事権移譲チームに話を聞いた。
 教職員の人事権移譲とは、公立学校の教職員の新規採用や研修などを市町村が独自に行うということ。これまでは、大阪府の採用選考を通過した合格者を、府が各自治体の学校へ振り分けていた。教職員にとっては就任が決まるまでどこに配置されるかわからず、また自治体もどんな教職員が来るかわからなかった。今後は採用権が自治体に渡るため、より地域に合った、地域が望む人材を確保できることになる。しかし、最初の3年間は大阪府と3市2町が合同で採用などを行うため、4月から直ちに影響があるわけではなさそうだ。人事権移譲チームは「地域の事情を理解している人、また郷土愛を持った人など、地域の独自性を出すよう検討している」という。
 3月22日午後6時半から豊中市教育センター(蛍池中町3)でシンポジウム「地域に根差した教育をすすめるために」が開かれる。参加無料。豊中市教育委員会06-6858-2388。(早川方子)

更新日時 2012/03/15


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