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北摂麺大使⑮ 池田市・凡場

トントロねぎラーメンは700円。あっさりしたスープが、最後のしめの一杯として心地よい。

 池田駅から南へ徒歩5分ほど、一見普通の住宅のような外観の店が「凡場」だ。夜だけ営業をする居酒屋だが、しめで食べるラーメンが人気を集めている。
 店主の中道伸介さんは池田市出身。15年やっていた大阪市・天満の店をたたみ、4年前に地元に戻ってきた。バンドマンでもあり、「ステージで爆弾発言ばかりする」ことから、ボンバー中道とも呼ばれる。店の名はそこに由来し、名刺にもボンバー中道と記されている。
 学生時代、大阪市北区・梅田東通りのラーメン店で働いた。今はなくなったその店の味を、自分流にアレンジしたのが「トントロねぎラーメン」。メニュー名に反して、あっさりした口当たりの豚骨みそスープと、ゴマ油の香ばしさが特徴だ。味の決め手は秘伝の調味料「凡バージャン」。「旅行先で食べた鹿児島のラーメンが気に入って、麺(めん)はそこと同じものを取り寄せている」とこだわる。
 毎年11月に開かれる池田ラーメンフェスタにも4年続けて参加。前回はエスニックな新メニュー「凡カレーラーメン」を出した。改良バージョンが、間もなく店頭デビューとのこと。要チェックだ。(礒野健一)
【凡場】池田市満寿美町9-3▽072-747-3777▽午後5時半~午前2時▽不定休

更新日時 2013/01/09


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