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まき窯で焼く香ばしさ ピッツェリア・ゲッテン

【ピッツェリア・ゲッテン】豊中市本町4-1-28、成光ビル1階▽ランチは火曜~土曜12時~14時、ディナーは17時半~22時▽日曜定休▽06-4865-5234

 豊中市本町4、ピッツェリア・ゲッテンは、まき窯で焼いたあつあつのピザを食べさせる。岡本晃さんが2011年11月にオープンさせた。店名は「きかん坊」という意味の方言で、北九州市に育った岡本さんが子どものころ、母親によく言われたそうだ。
 岡本さんは大学卒業後、アジアやオーストラリアなどを旅し、そこで自分が作った料理を食べてもらうことのうれしさを知ったと語る。「すごくシンプルなことに行きついた」と、料理の道へ進むことを決め、和食や洋食店などで働き、まき窯で焼くピザに出会った。「昔ながらのまき窯で焼くピザは小麦の香ばしさが違う」と岡本さん。
 ドーム型の窯を使い、450~500度の温度で一気に焼き上げる。外はカリッと、中はモッチリとした仕上がりになるよう、生地の状態と、窯の温度を計算しながら調理場に立つ。「生地は天候や湿度によって微調整する。焼き上がりの生地に出来る気泡にこだわりがあり、最低でも21時間熟成させる」と真剣なまなざしで生地に向かう。
 木~土曜の夜は、西泉丘1の鮮魚店「魚楽」の小野学さんが魚を持って来て、さばく。それをピザに乗せ、料理にも使う。「当日夜までどんな魚が入るのか分からない。魚を見てから想像力を使って料理していく」と楽しそうに話す。「枠にはまらず、おいしいものを作りたい」と目を輝かせる。12月2日はマグロの解体ショーがある。
 ピザランチは3種類(1000円)。直径24センチのピザに前菜が付いている。マルゲリータ、アンチョビやニンニク、オレガノを使ったマリナーラ、ベーコンとキノコのフンギから選べる。パスタランチ(1000円)もある。ピザはテイクアウトできる。(進藤郁美)

更新日時 2012/11/07


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