体に優しい本場のカレー ヴィジェイジャムナ
阪急蛍池駅前の国道176号沿いにインド料理店「ヴィジェイジャムナ」がある。本場インドのカレーのおいしさを知った錦織桂子さんが、2010年11月に開いた。インド出身の料理人で店長のシブ・シンさんと、アニール・シンさんが腕を振るっている。店名は店長の両親の名前から取った。
錦織さんは1994年、友人に誘われるままネパールを訪れたことで、人生が大きく変わったという。翌年から、まるで引っ張られるように、貯金をしてはネパールやインドを訪れた。2、3か月滞在することもあった。「ネパールの人は日本人に近く、生活の素朴さが心地よかった」と錦織さん。インドではカレーの奥深さを知った。
ネパール中北部のアンナプルナ山系にあるマチャプチャレにトレッキングした時に、豆のカレーとニガウリのカレーを食べた。「そのおいしさが忘れられず、カレーにハマるきっかけになった」と話す。帰国後も、外食はいつもカレーになった。カレーを通じて出会ったのが店長だったという。
スパイスは豊中市本町3のスパイスを扱う「サルタージ」から仕入れる。野菜や豆を使った体に優しいカレーが自慢の味で、錦織さんは「全粒粉と水、塩で作った噛みごたえのあるパン、チャパティと一緒に食べてほしい」と願っている。
ヴィジェイランチは日替わりカレー、野菜カレー、エビマサラ、炭焼きの手羽先と手羽もと、シンプルなナンと野菜を混ぜ込んだナン、ライス、サラダ、チャイが付いて1350円。取材日の日替わりはカボチャのカレーだった。タンドリーチキンとカレーがセットになったジャムナランチは1040円。2種類のカレーが選べるセットは800円。辛さは甘口から激辛まで4段階の中から選べる。(進藤郁美)
更新日時 2012/09/12