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五月山の桜でジャム作り 園芸高校食品製造部

桜のつぼみを見ながら、緑のセンターの職員と話をする部員たち

 大阪府立園芸高校(池田市八王寺2)の生徒が、池田市五月山の桜を使ったジャム作りに取り組んでいる。
 中心はクラブ活動「食品製造部」の3年生、高野奈海さん、堤鈴華さん、依岡佳奈さんの3人だ。2年生の春に校内の桜を使ったジャムを企画したが、学校から見えるピンク色に染まる五月山を見て、「あの桜で作ってみたい」と池田市立緑のセンターに相談し、快諾を得た。
 まだ実験段階ということもあり、桜はつぼみ、半開き、満開の花びらなど、時期をずらして採集する。自然食品を扱う池田市鉢塚の「手仕事屋」の協力も得て、その中でどれが1番風味が出ておいしくなるかを探っていく。
高野さんは「学校の外で、大人とも話をしながら作るのは面白い」と話した。指導する澤田結香教諭は「この子たちの先輩も、奇抜なアイデアを苦労しながら製品化していた。1から自分で考える苦しさと楽しさは、いい経験になるはず」と目を細める。
 ジャムは4月30日に五月山公園で行われる春のフェスタで販売される予定だ。(礒野健一)

ばんまい

更新日時 2012/04/10


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