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阪急ものしり帳④ ホームの標識

左下の「1」は停車位置まで100メートル、左上の「70」は制限速度を示す

 駅のホームには、数字や文字を使ったいくつもの標識がある。阪急電鉄広報部に、豊中駅の標識を説明してもらった。
梅田行きの線路わきに、長方形のパネルに「1」と書いた標識がある。これは、電車の停止位置まで100メートルを示す。その上方に、八角形の標識が設置されていて、黒地に白文字で「70」と書いてある。通過列車の制限速度だ。
 前方に進むと、「豊」の標識。これは豊中始発電車の先頭の停止位置。その少し前方には白無地の標識があり、8両という一般的な編成の電車の停止位置を表す。「4」の標識があれば、4両編成となる。
 通常の場合、運転士は豊中駅の250メートルほど手前からブレーキをかける。運転士は「時速のキロ数の2乗」割る「20」の公式を覚えている。時速70キロで走っていると、答は245で、列車が止まるまでの距離が245メートルと計算する。ただし、傾斜やカーブ、電車の個性といった条件が加わるので、公式通りには行かない。豊中市と池田市の中では、蛍池駅の梅田行きのブレーキ操作が難しいという。下り傾斜があるうえ、駅の手前に踏切があるからだ。(梶川伸)

豊中駅 蛍池駅

更新日時 2012/01/20


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