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池田市で防災図上訓練

 池田市は1月17日、地震を想定した防災図上訓を実施した。
 
 訓練は上町断層を震源とするマグニチュード(M)7.2の地震が午前7時30分に発生。池田市の計測震度は「6強」と想定し、職員約70人と市内の自主防災組織29団体が参加した。

 午前9時に1回目の対策本部会議を開き、各対策部からの市内の状況報告が行われた後、地区ごとの自主防災組織などから無線を通じて連絡があった。被害情報をもとに、各対策部員が被害状況を確認するため現場に向かう指示を出したり、必要な物品を準備するなど各部と地域の自主防災組織が連携し、火災発生状況、安否確認状況、被害状況、避難誘導状況などの情報収集を行った。集まった被害状況は総括部で集約された。

 午前11時、2回目の対策本部会議を開催。地震発生から3時間30分が経過した午前11時現在の被害状況や職員の出勤状況が報告された後、各部から今回の訓練の総括が行われ、課題や意見が出され、訓練は終了した。

 市長公室危機管理課の近藤幸男危機管理担当監は「今回被害状況に加えて職員の出勤状況の把握を試みたが、地震発生3時間経過後の出勤率は半数を超えるものであった。この結果を基に、少ない人員でも対応できるよう災害対策用組織編成名簿の見直しや職員の安否確認のための連絡機能の拡大、各種運用マニュアルの整備などを図りたい。今後もより実践的な訓練に努めたい」と話した。=情報提供・池田市

 (進藤郁美)

池田市

更新日時 2012/01/18


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