このエントリーをはてなブックマークに追加

心にしみる一言(274(278) 冬の能登の名物はタラの子付け

当時の和倉温泉周辺の観光マップ

◇一言◇
 冬の能登の名物はタラの子付け

◇本文◇
 2005年3月に、石川県・能登半島の能登鉄道が廃止になった。その前に乗っておこうと、冬の能登半島を訪ねた。能登出身の友人にその計画を話すと、その時期のお薦めとして、タラの子付けを教えてくれた。
 宿は和倉温泉だった。宿に入ると、温泉街の日帰り温泉施設「総湯」の無料入浴券をもらえた。さっそく一風呂浴びに行った。
 宿に帰る途中、すし屋を見つけた。そこで、友人の言葉を思い出した。メニューを見ると、タラの子付けがある。夕食が近づく時間帯だったが、入ってみた。 
 板前さんに聞くと、タラをコブでしめ、真子をまぶしてあるという。珍しいものとして、アカニシを勧められ、これも食べた。ニシ貝の赤いもので、コリコリしていた。
 さて、宿の夕食。タラの子付けもあった。わざわざすし屋で食べる必要はなかったのだ。
 翌日、駅で「朝市弁当」なるものを買って、能登鉄道に乗り込んだ。列車の中で、弁当を食べた。バイ貝、イカのこうじ漬けなどともに、ニシ貝も入っていた。これも、すし屋とのダブり。、金沢市の近江町市場で、帰りの列車の酒のあてを買った。タラの子づけも。友人のサジェスチョンに縛られたような旅だった。(梶川伸)2020.12.21

更新日時 2020/12/21


関連リンク