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心にしみる一言(404) アジサイの中に、山アジサイという種類があり、その中の変種が甘茶

霊源院の甘茶

◇一言◇
 アジサイの中に、山アジサイという種類があり、その中の変種が甘茶

◇本文◇
 京都市・建仁寺の塔頭、霊源院は時期になると、甘茶の庭を特別公開する。2017年に訪ねた時は、見ごろだった。
 甘茶は聞きなれた言葉だが、実はどんなものかは知らなかった。寺の人の説明はこうだった。「アジサイの中に、山ヤアジサイという種類がある。山アジサイの中の変種が甘茶。普通のアジサイより、葉が薄い。しかし、ほとんどに人は分からない」
 山アジサイは奈良県十津川村の玉置神社などで見たことがある。しかし、アジサイと山アジサイの違いすらよく分からないのに、甘茶が分かるはずがない。寺の人に言われたとおりに葉を触ってみても、薄さなど全く分からなかった。
 甘茶は甘露庭に集中していた。あまり広い庭ではなく、それがかえって密集度を印象づける。色は青が中心だった。縁側から庭に下りて、写真を撮る。額部分も花部分も両方とも青い色の甘茶もあれば、ピンクがかっが花もあった。
 庭園を見ながら、寺の人の話を聞いた。花まつりの甘茶は、花がつくまでに葉を取って煎じたものだそうだ。(梶川伸)2023.05.27

更新日時 2023/05/27


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