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寺の花ものがたり(231) 上品蓮台寺(京都市北区)桜=3月下旬~4月上旬

2018年3月31日撮影

京都の寺は、桜の名所が多い。そんな多くの寺の中で、上品蓮台寺はそれほど知られてはいないが、桜を楽しむには良い寺ではないか。
 ソメイヨシノが咲き、白や紅の枝垂れ(しだれ)も混じる。特に本堂の前の枝垂れは枝振りが良くて花は色が濃く、よく目立つ。鐘楼のそばなどにも、まだ若いが枝垂れが元気に花をつける。
 境内の通路は短いながら桜の並木で、手水は花びらの水面となる。寺域全体に桜が広がっているが、観光客が多いわけではなく、ゆっくりと花の春に身を置くことができる。

◇上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)◇
 京都市北区紫野十二坊町33−1。京都市バス千本北大路バス停から徒歩5分。075-461-2239。聖徳太子の創建と伝えられる本尊は延命地蔵。境内自由。「十二坊」とも呼ばれる。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2020.03.25

更新日時 2020/03/25


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