寺の花ものがたり(181) 高源寺(兵庫県丹波市)紅葉=11月上を旬~下旬
丹波三山と呼ばれる紅葉の名所がある。その1つが高源寺だ。
その三山を訪ねたことがある。高源寺の境内は広い。紅葉の木の数も多く、天目楓(てんもくかえで)が寺の象徴になっている。開山の遠谿祖雄(そえんけいそゆう)禅師が修業の地、中国杭州の天目山から持ち帰って植えたのが始まりとされる。
葉が小さいので、日にあたるとチリチリと輝く。訪ねた時は5分程度。住職がテレビの取材に応じていた。それが終わって、話を聞いた。「看脚下」という言葉を説明してくれた。足元を見る。現在を大事にする、ということだという。
三重塔、わらぶき屋根の小屋と紅葉の組み合わせを見ながら下りた。出店で、アザミ菜の漬物を買い、コンニャクのおでんを食べた。
◇高源寺(こうげんじ)◇
丹波市青垣町桧倉514。JR柏原駅からバスで50分(便少ない)。0795-87-5081。鎌倉時痔=案内チラシからの1325年、遠谿祖雄によって開創された。本尊は釈迦如来。関西花の寺二十五霊場4番。入山有料。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2018.11.02
更新日時 2018/11/02