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寺の花ものがたり’(183) 楊谷寺(京都府長岡京市)=11月中旬~12月上旬

2007年12月5日撮影

 柳谷観音と呼ばれ、眼の観音さんとして信仰を集める。交通の便が良いとはいえず、最初に訪ねた時は、JR向日駅からタクシーに乗った。2300円ほど。運転者は長岡京駅からの方が近いと話していた。
 山あいの雰囲気のいい場所にある。庶民信仰の寺で、いろいろなものが配置してあった。大きな茅の輪のような竹で組み立てられたトンネル、眼力稲荷、奥の院。
 奥の院にいく短い距離に、紅葉の木が集まっている。境内より一段高い場所で、小山の木々に混じって、紅葉が色を広げていた。のんびりする山里の景色だった。

◇楊谷寺(ようこくじ)◇
 長岡京市浄土谷堂ノ谷2。阪急西山天王山駅から阪急バスで奥海印寺下車、徒歩40分。075-956-0017。806(大同元)年、清水寺を開山した世延鎮僧都が開創。本尊は十一面千手千眼観音。2世は空海。目の信仰があり、独鈷水(おこうずい)もその1つで、境内の一角に汲む場所がある。新西国33カ所17番札所。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2018.11.09

更新日時 2018/11/09


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