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寺の花ものがたり(139) 真如堂(京都市左京区)千両・万両=12月上旬~1月上旬

2005年12月7日撮影

 真如堂は京都の紅葉の寺の中では、大変好きな好きな寺の1つで、「寺の花ものがたり」131回で紹介した。この写真を撮ったのは、12月に入っていた。それでも、紅葉が残ってるのを期待していた。
 盛りはとっくに過ぎていた。木に残っている葉は少なかったが、散った葉が地面を埋めていて、「よくぞ待っていてくれた」の思いだった。
 拝観料を納めて、建物の中に入った。大きな厨子に本尊が安置されている。横に文殊菩薩、天台大師、伝教大師の像があった。本尊の脇仏の不動明王は、安倍晴明の念持仏だという。晴明が脳死状態になった時、明王が閻魔(えんか)に頼み、救ったという逸話がある。その時に閻魔からもらったのが往生極楽印だとか。
 別棟に行く。親鸞の像が待っている。涅槃(ねはん)の庭と名づけられた枯れ山水の庭があり、万両、千両が色を添えていた。
 冬は花が少ない。そんな枯れた庭で、赤と黄の千両と、千両よりさらに赤い万両が目立つ。小さな実なので、決して主役というわけではないが、なくてはならない冬の脇役である。

◇真如堂(しんにょどう)◇
 真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)。京都市左京区浄土寺真如町82。京都市バス真如堂前・錦林車庫前下車、徒歩10分。075-771-0915。戒算上人が984年、延暦寺・常行堂に安置された阿弥陀如来を移して開創。応仁の乱の後、各地を転々とし1693年に現在地に。境内は自由だが、建物内の拝観は有料。本堂の裏の紅葉のゾーンは自由。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください2017.10.31

更新日時 2017/11/30


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