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寺の花ものがたり(135) 笠置寺(京都府笠置町)紅葉=11月中旬~下旬

2009年11月27日撮影

 笠置寺は標高290メートル笠置山の頂上部分にある。JR笠置駅から歩いていき、途中で自動車道をそれて、東海自然歩道を登った。結構きつい上り。ところどころに紅葉の木がある。終わりかけだったが、天気が良いので逆光にはえた。
 寺に着いて、笠置山周遊コースを歩く。磨崖仏、胎内くぐり、木津川の展望などを楽しむ。堂宇のそばにもモミジの木は散在するが、目当ては木が集まった紅葉公園。地面はモミジの葉で覆われていた。敷き詰められているが、やや時期が遅く、葉は茶色になっていたのが残念。
 木の方の葉も美しいのだが、盛りは過ぎていた。もう1週間早い時期なら、もっときれいだろうと思わせた。駅までは自動車道を下りた。東海自然歩道のコースよりも、こちらの方が紅葉は楽しめる。

◇笠置寺(かせぎでら)◇
 京都府相楽郡笠置町笠置笠置山29。JR笠置駅から徒歩45分。0743-95-2949。開基は大友皇子または天武天皇と伝える本尊は弥勒(みろく)菩薩。入山有料。
1331年、鎌倉幕府の打倒を夢見た後醍醐天皇が、足利尊氏によりその夢は破られ、笠置寺に居を構えた。近くには柳生一族が住んでいて、後醍醐天皇に楠木正成と言われている。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。

更新日時 2017/11/12


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