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寺の花ものがたり(132) 円通寺(兵庫県丹波市)紅葉=11月中旬~下旬

2006年11月28日撮影

 丹波三山と言われる紅葉の名所がある。丹波市の青垣町にある高源寺、山南町の石龕寺(関岩治)、それに氷上町の円通寺で、京都市などの都会とは違う美しさがある。
 円通寺を訪ねた時は、参道から紅葉が続いていた。寺への入り口にある見事な満点星(どうだんつつじ)も、真っ赤に染まっていた。寺の境内は広々とした伸びやかさがあり、紅葉と銀杏の葉が敷き詰めていた。寺には300本のミミジの木がある。白い塀、山門、池との組み合わせも良かった。
 別の機会にツアーの案内人で訪ねたことがある。ボランティアガイのド女性が案内してくれた。こう言っては失礼だが、「田舎のおばちゃん」という感じだった。しかし、一生懸命さが十分に伝わっててくる。私が参加者を集めるために大きな声を出していると、携帯マイク・スピーカーを貸してくれた。そのために、印象に残る寺となった。

◇円通寺(えんつうじ)◇
 兵庫県丹波市氷上町御油983。JR石生駅からバスで20分、タクシーで15分。0795-82-1992。南北朝時代の永徳2(1382)年の正月に、時の将軍足利義満が、後円融天皇の勅命を奉じて創建しましたと伝えられる。。室町時代から江戸時代にかけて、200を超える末寺を持っていた時期もある。本尊は如意輪観音。紅葉の時期は有料。
(梶川伸)=状況が変わっている可能性もありますので、ご了承ください。2017.11.02

更新日時 2017/11/02


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