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心にしみる一言(125) 遍路は1カ月のマジック

モートンさんの講演会の様子

◇一言◇
 遍路は1カ月のマジック

◇本文◇
 お遍路さんの休憩所をつくる活動「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援する会に参加している。毎年1度、活動報告などのために総会を開き、それに合わせて講演会を開いている。2015年には、徳島文理大学客員講師のモートン常慈さんに、「外国人から見た四国遍路」と題して講演してもらった。
 モートンさんはカナダ出身で日本国籍をとっている。外国人遍路などを研究するとともに、外国向けに四国八十八カ所の情報発信をしている。
 講演は豊富な資料やデータを交えて進められた。現代の外国人遍路の感想についても語ったが、聞き取りに基くもので、興味深いものだった。▽野宿をしても、警察に止められない▽外国人も受け入れる▽コンビニでトイレを借りることができる▽コインランドリーなどがあるので、あまりに荷物がいらない▽コミュニティーの一部になったような気がするー―というものだった。取り上げた言葉もその1つで、1カ月ほどかけて歩いて回った外国人遍路の感想を集約したものだった。(梶川伸)2017.09.11

更新日時 2017/09/11


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