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心にしみる一言(119) 山村には生きる原点がある。人間の成長に必要な宝物がいっぱいある

◇一言◇
 山村には生きる原点がある。人間の成長に必要な宝物がいっぱいある

◇本文◇
 「山村留学」の由来を、「育てる会」関西事務局の山本光則さんにう聞いたことがあった。
 育てる会は青木孝安さんが中心になり、1968年にできた。父母、教師、社会の集団が協力して、「育てる」という理念を実現しようとする団体だった。長野県に施設を作るなどして、子どもと村や自然とのつながりを深め、名づけたのが「山村留学」だった。
 山本さんは76年に大学を卒業して会に入り、当時は主任研究員という肩書だった。北海道で育ったので、自然の中で子どもを育てることの良さを知っていた。取り上げた言葉を、もう少し詳しく書くと、「山村には生きる原点がある。厳しい自然との調和、助け合い。人間の成長に必要な宝物がいっぱい」となる。
 「山村留学は、過疎対策の要請もあった第2期を過ぎ、生涯教育という第3期に入った」といのが、山本さんの分析だった。取材したのは四半世も前のことで、状況はさらに大きく変わっているだろ。(梶川伸)2017.08.15

更新日時 2017/08/15


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