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心にしみる一言(91) 普通のお産をしよう、したいと思う人を、1人でも多くしたい

◇一言◇
 普通のお産をしよう、したいと思う人を、1人でも多くしたい

◇陣痛促進剤をめぐる裁判を取材していたころ、吉田紀恵さんという助産師さんの話を聞いたことがある。「いいお産を希(ねが)う会」を作っていた。
 「子どももお母さんも幸せ」なことが、いいお産だと、吉田さんは話しました。当たり前のことのようですが、必ずしもそうはなっていないことを気遣っていました。
 「お産はリズムの中で進行するもの。陣痛が強くなったり弱くなったりして、初産の時は1時間から1時間半かかる。それが普通なんですよ」。ところが、赤ちゃんを無理やり出そうとするお産が多い。だから、お産にともなう事故も起きる。そう分析して、上記の願いを語った。「生まれる時と死ぬ時は、穏やかで平和であってほしい」。それが吉田さんの人生観だと感じた。(梶川伸)2017.03.08

更新日時 2017/03/08


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