つまみ食い㉒ ボンヌママン
手作り総菜が自慢の「ボンヌママン」が豊中市中桜塚2にある。料理人の千田良子さんが2013年10月にオープンさせた。「働くお母さんのための店」と千田さんは紹介する。「食事を作るのが面倒になったり、ストレスに感じたりする時がある」と、仕事を持つ母親の本音を聞き、安心して食べてもらえる家庭料理を作ろうと決めた。
子どものころからレシピ本を見るのが好きだったという千田さんの味付けは「いろんなレシピ本のいいところを組み合わせ、舌であたりをとっている」と話す。煮物の隠し味に焼酎やワインを使ったり、鶏のからあげにはビールを加えたりして工夫した。
「何度も失敗しながら作り上げた」と言うからあげは「最強の鶏唐」(200グラム580円)と名付けた。骨付きのもも肉に塩、おろしニンニク、ハーブなどを加え、丸一日漬け込む。池田市の鶏肉の老舗「とり周」から仕入れている。
総菜は、鶏の肝煮やポテトサラダなど毎日9種類(1パック200円~300円)を用意する。朝から順番に作り、午後3時にすべて揃うようにしている。「気分が乗ってきたら種類が増える」と笑っていた。(進藤郁美)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第57号(2013年11月14日)
更新日時 2013/11/13