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自然で遊ぼう㉒ 雷に気をつけよう

大阪空港から見えた稲妻=2006年8月22日撮影、毎日新聞社資料から

 今回は雷のお話です。雷は突然やってくるようにも思いますが、しっかりと対応すれば、リスクを回避できるものでもあります。
 まずは雷について少し説明をします。雷は雷雲の中で電気がたまってできるのですが、雷雲の大きさはさまざま。普通は直径10キロメートルほどあるそうです。雷雲の端で雷が光ると、その反対の端に音が届くまでの時間は約30秒。雷が光ったのを見てから音が聞こえるまで、30秒以内だったら、今いる場所は落雷の危険があると言えます。そんな時は速やかに、建物の中や橋の下、車の中に避難をしましょう。その際、車から手などを出さず、窓は閉めておいてください。
 また、雷雲が近づいてくる情報を前もって知っておくことも大切です。電力会社は落雷などによる電気のトラブルを防ぐため、管轄するエリアの雷を観測していて、ホームページなどで公開しています。出かけた地域の電力会社のホームページを、スマートホンなどで検索して、参考にしてください。アウトドアの楽しい季節。最後まで素敵な思い出を作ってくださいね。
【木村太郎さん】株式会社EGGS代表。さつきやま森の幼稚園園長。池田市在住。五月山での様々な自然体験などを提供。

更新日時 2013/08/07


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