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大阪空港に園芸高校生がバタフライガーデン

園芸高校の生徒と空港従業員らが樹木や花の苗を植え付けた

 新関空会社と大阪府立園芸高校が7月23日、大阪モノレール大阪空港駅下の遊休地に、チョウを呼び寄せる樹木や花を集めた「バタフライガーデン」を整備した。
 新関空会社が行っている植栽イベントの6回目。この日は園芸高校環境緑化科の生徒30人と空港従業員らが参加して、チョウを呼ぶ木と言われるブッドレアをはじめ、ハギ、スミレ、シロツメクサ、フジバカマ、ホトトギス、ハナニラ、ユズなど約30種2000株の苗を植え付けた。
 ガーデンは、園芸高校の生徒が設計し、生徒が育てた苗を使っている。「今年5月、土地の測量をするところから始めた」と緑化科測量部の知念正さん。ビオトープ部の荻野歩さんは「2~3年かけて育てた苗ばかり。元気に育ってほしい」と話していた。
 中村和幸教諭は「2014年6月ごろからが見ごろになる。ジャコウアゲハ、ヤマトシジミ、ルリタテハ、アサギマダラのほか、滑走路にいる絶滅危惧種のシルビアシジミなども来てくれたら」と期待を寄せる。新関空会社の田中貴之さんは「滑走路の刈草を活用した肥料、伊丹空港1号の改良型、伊丹空港2号を使って育てたい」と話していた。(進藤郁美)

更新日時 2013/08/07


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