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自然で遊ぼう㉖ 「零余子」 なんて読む?

五月山で摘んだムカゴ

 紅葉の五月山の中で、小さな木に巻き付いているツル植物があります。それが零余子。
 零余子はムカゴと読み、晩秋の味覚の1つです。一般的には山芋や自然薯(ジネンジョ)のツルにできる、豆のようなものを指しますが、葉っぱが変質してできるものもあるようで、形もツルにできるものとは随分違います。
 さて、難しい話はこのくらいにして、池田の五月山公園の周辺で見られるムカゴを紹介します。ハート形でつるつるとした黄色い葉を、2種類見付けることができますが、その中の1つが山芋です。ツルをよく見てみると、途中に茶色いものが付いています。それがムカゴです。
 代表的な食べ方はムカゴご飯。生のムカゴと塩を、お米と一緒に炊飯器に入れて炊くだけというものですが、本当に美味しいです。まさに秋の味覚を実感します。
 ムカゴの時期が終わるといよいよ冬が訪れます。これからの季節は木漏れ日の森を楽しもうと思います。
【木村太郎さん】株式会社EGGS代表。さつきやま森の幼稚園園長。池田市在住。五月山での様々な自然体験などを提供。

更新日時 2013/12/10


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