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地域健康フォーラム 大腸がんってどんな病気?

豊中緑ヶ丘病院長で消化器外科医。豊中生まれの豊中育ちであるため、地域のお年寄りからは「タロちゃん」の愛称で親しまれている。豊中市病院連絡協議会では副会長として地域医療の充実に取り組んでいる

◇5月26日、エトレとよなか5階で 参加者募集
 マチゴトは医療の専門家を囲んで、身近な健康に関する理解を深める「地域健康フォーラム」を毎月開いている。これまで胃がん、大腸がんに焦点を当て、専門医ならではの最新治療情報などを伝えてきた。今回は、「大腸がんとはどんな病気か」「健康な腸とは?」といった腸に関する基礎知識や、病院選びなど地域医療について学ぶ場となる。
 5月26日(日)に本間太郎・豊中緑ヶ丘病院長を迎え、豊中市玉井町1、とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」で午前10時から開催する。本間さんの話の後は、参加者が自由に質問できる質疑応答の時間を用意している。近年増加している大腸がんの正しい知識を身につけ、生活習慣を見直すきっかけになることが期待される。 (早川方子)

◇講師は 本間太郎・豊中緑ヶ丘病院長
◇腸を健康に保つには
 大腸には善玉菌、悪玉菌と呼ばれるものなど、たくさんの細菌が住んでいる。細菌のバランスが崩れると便秘や下痢を起したり、病気の原因となったりするため、腸内細菌のバランスを保つことが大切だ。そのためには食物繊維が多く含まれる食品を取るほか、「ヨーグルトやキムチ、納豆など乳酸菌が多く含まれる食品がいい」と本間さん。また腸はストレスにも敏感なため、普段から適度な運動をするなど、規則正しい生活習慣を心がける必要もある。

◇病院をうまく使い分けて
 地域医療に約40年間携わってきた本間さんは、時折「患者さんが医者に気を使いすぎる」と感じることがあるという。豊中市には市立豊中病院をはじめ、大中小さまざまな病院がある。地域の住人は病気やけがの重軽度によって自由に病院を使い分けることができるのだが、「病院を変えたらお医者さんに失礼になるのでは」との思いにとらわれている人が多いらしい。本間さんは「まず、かかりつけ医は気が合う医者、または話がしやすい医者を選ぶこと」とアドバイスする。気が合わないと思ったら病院を変えてもいいのだ。
 また中小病院は比較的スムーズに検査や診察ができるため、時間のない人などに向いている。大病院は待ち時間は多いが、より詳しい検査で安心したい人、また時間に余裕がある人に向いている。「患者さんのメリットに合わせ、その時々で病院を使い分けていいのです。医者に気を使う必要はありません。こんな検査をしてほしい、とはっきり要求した方が実は医者もやりやすい。遠慮なく話ができる医者を選んでください」と話す。

◇本間太郎さん
 豊中緑ヶ丘病院長で消化器外科医。豊中生まれの豊中育ちであるため、地域のお年寄りからは「タロちゃん」の愛称で親しまれている。豊中市病院連絡協議会では副会長として地域医療の充実に取り組んでいる。

◇募集要項
【主催】 毎日新聞ローカル、毎日新聞社
【日時】 5月26日(日)10時 ~11時30分 (9時30分から受け付け)
【受講料】 無料(要申し込み)
【定員】 30人
【会場】 豊中市玉井町1-1-1、とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ
    (阪急豊中駅直結、エトレとよなか5階)
【申し込み方法】
①名前②年齢③性別④住所⑤電話番号⑥がんに関する質問を明記し、ファクス(06-6346-8256)か、はがき(〒530-8251大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ローカル「マチゴト編集部」)、またはメール(info-toyonakaikeda@machigoto.jp)で申し込みを。電話(06-6346-8255=平日の昼間)でも受け付けます。

更新日時 2013/05/08


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