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4月のフォーラムを40人が聴講

 大腸がんをテーマにとした「マチゴト豊中・池田」主催の地域健康医療フォーラムが4月26日、豊中市玉井町1、とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」で開かれ、約40人が聴講した。
 フォーラムでは森田俊治・市立豊中病院外科部長が講師を務めた。森田さんは、大腸がんの患者が近年急増していること、主な治療は手術であり、中でも腹腔(くう)鏡による手術が増えていることを説明した。また手術では取れないがんでも抗がん剤を投与する治療法があること、副作用とのバランスを考え、ガイドラインに従っての「術後補助化学療法」について詳しく紹介した。
 フォーラムの後半は質疑応答となった。化学療法をしたという女性から「手足のしびれがある。いつまで続くのか」と質問されると、森田さんは「時間とともに症状がゆるくなっていくと予想できる」と答えた。また「遺伝は関係あるのか」との質問には「ごく一部に遺伝性のがんはあるが、ほとんどの大腸がんは遺伝に関係がない」と説明。ほかにも「化学療法とサプリメントの併用はできるか」「下痢がひどい」「血便が出たが大腸がんだろうか」などの質問が飛び出し、森田さんはすべての質問に丁寧に答えた。参加者からは「わかりやすかった。また聞きたい」などの声が聞かれた。(早川方子)

更新日時 2013/04/30


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