少年野球⑥ 石橋南ブレーブス
石橋南ブレーブスは、石橋南小学校、石橋小学校の児童を中心に小学1~6年生32人が所属する。コーチは保護者や卒団生が務めている。代表の前田智さんは「1976年、石橋子供会から石橋ファイターズになった。1980年に阪急ブレーブス子供会の少年野球団に加入し、石橋ブレーブスとして活動を開始。1999年、誰もが野球出来るチームにしようと石橋南ブレーブスになった」とチームの歴史を説明する。
最近は団員数が減り、存続の危機に直面したこともあり、地域を巻き込んだチーム作りをすすめている。地域で子どもを育てようと石橋商店街や婦人会、敬老会、子ども会がサポートする。団員もユニホームを着て、運動会やイベントに参加したり、学校や商店街の掃除をしたりと、地域の中に入っていく。
大年頼昭監督はあいさつや返事を大切にし、うそをつかないなど、野球を通して当たり前のことを教える。出来ない子はグラウンドへ入れない方針だ。宿題を終えていない時には、グラウンドの外に机を並べ、まず宿題をするそうだ。「面白い光景です」と前田さんは笑っていた。
「野球を通して、あきらめない気持ち、自分に負けない気持ちを学んでほしい。そして本物の仲間を作ってほしい」。それが前田さんの願いだ。(進藤郁美)
見学、入部の詳細はブログhttp://imbraves.blog.fc2.com/=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」47号(2013.01.10)
更新日時 2013/01/09