つまみ食い⑫ 大鶴蒲鉾店の玉ネギボール
豊中市・岡町商店街の桜塚ショッピングセンター1階、大鶴(だいつる)蒲鉾(かまぼこ)店では、店主の宮崎圭次さんが50年以上、天ぷら(さつま揚げ)を揚げている。「創業は昭和30年ごろ。おじさんが桜塚市場に店を開いた」と説明する。
宮崎さんは毎朝、近くの工場で下ごしらえをする。イトヨリ、スケソウダラなどの生魚に、昆布とカツオでとったダシを加えて練る。防腐剤や保存料は使わない。「子どもたちにも安心して食べてほしい」と妻の敏子さん。
みじん切りのタマネギを混ぜて揚げた玉ネギボールが人気。天ぷらはイカ、ショウガ、チーズ、ゴボウ、レンコン、サツマイモなど12種類ほど。池田市・石橋商店街には、いとこの古川孝明さんが切り盛りする店がある。(進藤郁美)
更新日時 2013/01/09