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園芸高校生「さくら塩麹あんぱん」開発

タローパンの工場での試作。堤さん(右から2人目)と工程などを検討する部員

 大阪府立園芸高校(池田市八王寺1)の食品製造研究部が、池田の特徴を出した「さくら塩麹(こうじ)あんぱん~池田炭入り~」を開発した。
 同部は2012年10月に、第一屋製パン大阪空港工場と協力して、「ふんわりおからパン」を開発、好評を得た。今回のパンはその過程で候補から外れたレシピを見直し、「池田らしさ」を全面に出した。形は桜の名所・五月山にちなみ、花びら状の小さなパン5つを輪にしてつなげ、中の白あんには塩麹と池田炭パウダーを練り込んでいる。
 池田炭は趣旨に共感した「炭しょっぷ だん」(新町)が無償で提供。パンは池田市・石橋商店街のタローパンの協力を得て焼く。店長の堤洋一さんは「試作段階でも商品として十分通用する。さすが園芸高校」と太鼓判を押す。パン作りの中心となっている西田拓哉さん(3年)は、「いろんな人の協力で作ったパン。大阪の特産物『大阪産(もん)』のロゴマークも認められたので、池田の新名物になってくれたらうれしい」と笑顔を見せた。
 「さくら塩麹あんぱん~池田炭入り~」は、1月20日に石橋商店街で行われるおはこ市新春おたのしみ大会で、1つ120円、120個限定で販売する。(礒野健一)

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