わが子に伝えたい食卓⑨ パラパラふりかけ
白いご飯にかけるだけで、子どもの食欲が増すママの心強い味方、ふりかけ。おかずが寂しいときにも便利ですよね。市販品もいいのですが、私は家庭の食卓では、化学調味料や添加物のない素材の味でわが子の味覚を育てたいと考えています。遠火であぶり細かくちぎった焼きノリや炒りゴマ、無着色の桜海老など、常備している乾物を直接、お茶碗(わん)の上にパラパラとのせます。味付けは少しのしょうゆとコクのゴマ油。時には、焼きサケをほぐしたものや炒り玉子、大人はワサビや大葉などをトッピングすることも。梅干しの時期には、一緒に漬けたシソを天日乾燥させて、ふりかけたりもします。時間があれば、乾物をすり鉢ですり、塩味をつけて密閉容器に入れておくと、市販品のようにすぐ使えて便利ですよ。朝ご飯のとき、娘が「ママ、パラパラして」と言えば、我が家ではこのふりかけの登場です。
【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライター・調理師・食育指導士。化学調味料を使わず、素材からだしを引き出す体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/
更新日時 2013/01/18