つまみ食い⑦ 杵屋末広の桃大福
「御菓子司 杵屋末広(きねやすえひろ)」は1937年に豊中市南桜塚で創業した。現在の店主、大賀克彦さんは3代目にあたる。
老舗だが、並んでいる商品は新しい。伝統だけにこだわらない、洋と和を織り交ぜたような菓子が目立つ。フルーツ大福など季節の果物を使ったものが人気で、普段和菓子を食べ慣れない若い世代にも喜ばれているそうだ。
大賀さんの1番のお薦めは、桃大福(200円)。生の桃を白あんと餅でくるんだもので、1口かじるごとに果汁がジュワッと広がる。見た目も上品で、あっさりとした甘さが夏らしい。
「冷蔵庫でよく冷やすと、一層おいしくなりますよ」と大賀さん。(早川方子)
【杵屋末広】豊中市南桜塚1-4-2(国道176号線沿い、南桜塚交差点)▽06-6852-4041
更新日時 2012/08/11