少年野球① 池田レッドアーミー
池田市には少年野球チームが6つある。赤色の帽子がトレードマークの「池田レッドアーミー」は池田、秦野小学校を中心に神田、緑丘、呉服、石橋の各小学校の1~6年生45人が入団している。週末になると猪名川河川敷のグラウンドに集まり、暗くなるまで白球を追っている。
チームは1976年に野球好きの少年13人が結成した。翌年、日本体育協会のスポーツ少年団に加盟し、池田市球友会スポーツ少年団(池田レッドアーミー)と名前を変えた。1993年から総監督を務める松下順信さんは「年間約40の大会に出場するが、勝ち負けではなく、一生懸命に打ち込むことが大事だ」と教えている。「チームには5訓があり、野球を通じてあいさつや助け合う気持ち、真面目に努力することなどを学んでほしい」と話す。
前川知輝君(5年)は「初めて自分で決めたこと」と、野球を続けている。母の麻希さんは「全員が心を合わせ、全力でプレーする姿は頼もしい」と応援している。大田剛希君(6年)の母、朝美さんは「ピンチの時にこそ負けない強さを養ってほしい」と話す。谷林慧哉君の母、千春さんは「助け合えるチームになってほしい」、村岡登羽君の母、美砂子さんは「仲間を大切にしながら一緒に切磋琢磨してほしい」、中川翔太君の母、未央さんは「思いやりのある、礼儀正しい子になってほしい」、石井誠君の母、輝実さんは「励まし合い、競い合えるいい仲間を作ってほしい」と話している。
マチゴトは豊中市、池出市の少年野球チームを順次紹介する。(進藤郁美)=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」40号(2012.06.14)
更新日時 2012/06/14