自然で遊ぼう⑥ 旧暦と桜の開花の関係
旧暦ってご存知ですか? 今使っているカレンダーは、地球が太陽を1周するのを基準に365日で作られています。旧暦は、月の満ち欠けを基準にし、30日を1カ月として1年は360日です。この5日の差を埋めるために旧暦では閏月(うるうづき)というものがあり、今年は3月が2回あることになっています。不思議な感じですよね。
私たちネイチャーガイドは旧暦をよく利用します。花の開花、魚の釣れる日などにズレが少ないと思うからです。
では、今年の桜の開花予想は? 去年の五月山の開花が新暦の4月2日。旧暦でいうと2月29日。では今年の旧暦の2月29日はというと、新暦の3月21日。さて、この予想は当るのか?
今年は閏月があるため、いつもは3カ月の春が4カ月になります。3月初旬の季節の変わり目の雨がいつもより長かったのも、その影響かなと思っています。旧暦を楽しむ生活も面白いですよ。
【木村太郎】株式会社EGGS代表。さつきやま森の幼稚園園長。池田市在住。五月山での様々な自然体験などを提供。子どもも大人も自然にもっと触れてもらいたいと活動中。
更新日時 2012/03/21