つまみ食い①らーめん村 豆乳わらび餅
洋食一筋だった太田昭弘さんは、30年ほど前に食べた豚骨ラーメンに感激した。修行をしてラーメン店を出したのが10年前だった。
ラーメン一筋だったが、2011年4月に午後の時間帯をカフェとし、和のスイーツに取り組んだ。「ほかの店にないもの」と考え、行きついたのが豆乳わらび餅だった。
豆乳、わらび餅の粉、砂糖だけを使うシンプルな食べ物だが、練り方が難しいという。試行錯誤を重ね、柔らかめのプリプリへと進化した。きな粉と黒みつで食べる。店でも出すが、テイクアウトが多い。200円と手ごろな値段も受けている。「1日40~50個作るのが限度。時間がかかり、もうからないが、店に来てもらうきっかけに」と、太田さん。(梶川伸)
更新日時 2012/02/21