編集長のずぼらりょうり(862) 竹輪入りキャベツ焼き
お好み焼きで、キャベツの量をどうするか。各人の好みではあるが、僕は家で焼く時にはたくさん入れる方だ。
キャベツは千切りにするか、細かく切るか。各人の好みではあるが、僕はたいて千切りにする。ただし、長いままではなく、一定程度は短くカットする。
小麦粉は多めにするか、少なめにするか。僕は少なめを選ぶ。すりおろした長イモもたくさんは入れない。
これを総合すると、次のようになる。千切りキャベツに少し小麦粉と長イモを加え、だしを加えてよく混ぜ、フライパンかホットプレートで焼く。
ここまで書いて、ふと思った。これではお好み焼きではなく、キャベツ焼きではないだろうか。
そう言えば一時期、キャベツ焼きブームがあった。まさに簡単お好み焼き。豚肉など使っていなかったので安かった。大阪市のJR天満駅近で見つけた露店は「100円焼き」という名前で売っていた。
新聞記者現役時代は、JR天満駅では時々降りた。目的地は庶民的で安い天ぷら屋さん「天平」で、同僚と時々飲んだ。その時に100円焼きも食べることがあった。何せ、安い。
天満駅周辺は、何でも安かった。春駒、奴寿司、すし政のすり御三家も、ウナギの天五屋、天満市場もコロッケも立ち食いうどんも。だから僕には、安さが身についていた。今回のズボラも、それを引きずっている。実は得意分野なのだ。
キャベツを細い千切りにして、ボウルに入れる。当然、長すぎないように切る。紅ショウガとネギを細かく切る。竹輪は薄めの輪切り。これらと、アミエビもボウルに入れる。小麦粉を少量(大さじ2~3杯)も加え、少量の水と白だしも入れてよく混ぜる。フライパンに油をひき、ボウルの具材を流し入れ、円形に成型して、お好み焼きのように両面を焼く。途中で蓋をして、蒸し焼きの工程も加える。
結局はお好み焼きの簡単版、つまりキャベツ焼きになってしまった。唯一、竹輪を使った点が、ズボラ流と言えなくもないが。穴があったら入りたい気分で、そのための竹輪とも言える。(梶川伸)2026.04.06
更新日時 2026/04/06