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編集長のズボラ料理(871) カリフラワーのきな粉マヨネーズ

煮たあと、軽くオーブンでやいてもいい

 スーパーのスイーツの売り場をのぞく。人生と同じように、洋菓子もいろいろ、和菓子もいろいろ。とは言っても、和洋それぞれに、似たようなものが並び、選ぶのに迷う。
 そんな中で、和の中のワラビ餅に目が止まる。それは、きな粉のせいだ。たっぷりとかかっている、いや大量にかけてあるので存在感を示す。ただ、ワラビ餅は隠れ見えないから、ワラビ餅自体の存在感は皆無。つまり、僕たちはきな粉を見て、ワラビ餅を買う。
 食べ終わって、それを思い知る。きな粉が多すぎて、半分も食べ切れない、必ず残ってしまう。ワラビ餅というよりも、きな粉のワラビ餅添えである。残ったきな粉はどうすればいいのか。
 店で食べると、全く違う。息子に京都市の鴨川の床で、ランチをおごってもらったことがあった。リーズナブルな店だったが、鶏、しめサバ、タケノコ、ホタルイカ、麩(ふ)、バイ貝などを少しずつ使った使った前菜から始まるコースで、メーンはステーキを乗せたビーフシチュー。息子は独身で、町中華の生活を送っているから、どうも床はしっくりこなかったが、たまにはと思ったのだろう。。
 サワラとカラスミを使った炊き込みご飯のあと、デザートがワラビ餅だった。きな粉を使っているが、かけ方はワラビ餅を半分隠す程度。これなら、ワラビ餅を目でも感じるし、きな粉も残らず食べられる。
 滋賀県に遊びに行った時、地元のお菓子を食べてみようと思い、長登屋の近江茶わらび餅を買ったことがある。16ますの容器に、わらび餅が入っていた。緑茶に白あんを混ぜたあんを包んでいた。きな粉はどうかというと、袋に入っていて、それを自分でかけて食べる。このくらいの自由さがあっていい。
 スーパーのワラビ餅はそうはいかない。だから、残りのきな粉を使うことにした。
 カリフラワーを食べやすい大きさに切り、鍋にだしをとって煮る。鍋から取り出し、水分をふく。ボウルにマヨネーズ、白だし、きな粉を入れて混ぜ、カリフラワーを和える。
 問題は残る。きな粉の消費量は大したことない。まだまだ残っている。それなのに、スーパーでまたワラビ餅を買ってしまう危険性があり、きな粉は減るどころか、増える恐れさえある。(梶川伸)2026.05.15

更新日時 2026/05/15


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