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心にしみる一言(388) 床瀬ソバを1度食べてみて

床瀬ソバ

◇一言◇
 床瀬ソバを1度食べてみて

◇本文◇
 遊び仲間5人で、兵庫県香美町・香住のペンションに泊まりにいったことがある。メンバーの夫婦の知り合いが経営していたが、宿を閉じるので、誘われて訪ねたのだった。
 翌日、大阪への帰るのだが、昼ご飯は私がわがままを言い、豊岡市・神鍋の床瀬ソバを食べることになった。それには理由があった。
 私は毎日新聞の記者として、兵庫県庁を担当押していた。当時の副知事が気さくな人で、酒の席などでことあるごとに、「床瀬ソバを1度食べてみて」と言っていた。まちおこしでやっていて、副知事はそれをバックアップしていた。1984年ごろのことだった。
 床瀬へいったのは2014年だから、それから30年もたっていた。まちおこしから始まったソバは、すっかりこの地方の名物になっていて、店も結構立派だった。
 冷たいソバの大盛りを食べた。1200円。ソバはかむと、味がしっかりしていた。つゆはだしも味つけも抑え目だった。ソバの味を邪魔しないためと、善意に解釈した。薬味はダイコンおろしとネギ、ユズの皮だった。念願のソバだったので、詳しくメモを残しておいた。(梶川伸)2022.09.15

更新日時 2022/09/15


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