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心にしみる一言(363) 5時間以上無理なく続けられるスポーツは他にはない

先輩からもらった自転車でサイクリング

◇一言◇
 5時間以上無理なく続けられるスポーツは他にはない

◇本分◇
 新聞記者の現役時代、「ロードレーサー」というタイプの自転車に乗っていた。先輩記者が体力づくりに乗っていて、新車を買ったので、古い方をもらった。その自転車で四国88カ所を回り、しまなみ海道や京都府・丹後半島、三重県・伊勢志摩など走った。
 自転車のことをもっと知ろうと、大阪府堺市の自転車博物館の事務局長に取材したことがある。好きなことを聞くので、楽しい取材だった。
 「1818年、ドイツ・マンハイムでドライジーネができた。ハンドルが動き、ブレーキがかかる。足で地面を蹴って走り、35キロを2時間半で走った。フランスのミショーで大量生産した。前輪が大きいオーディナリー型ができ、競走が盛んになった。1885年のローバー型で、前輪で向きを決め、後輪で動かすシステムが確立した」。そんな歴史もおもしろかった。
 しかし、興味深かったのは、自転車と健康との関係だった。取り上げた言葉もその1つ。「サイクリング、ジョギング、水泳、エアロビクスなどは有酸素運動で、長い間続けられる運動」の言葉の後だった。さらに、「時速16キロでサイクリングすると、20分で90キロカロリーを消費する」と続いた。
 一方で、激しいスポーツともなる。「ツールドフランスは、1日の摂取カロリーが1万2000キロカロリー。それだけのエネルギーを使うスポーツはない」(梶川伸)2022.03.10

更新日時 2022/03/10


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