寺の花ものがたり(280) 高桐院(京都市)紅葉=11月後半
2004年だった。京都市・大原の実光院を取材で訪ねた後、タクシー乗った。その運転手さんに薦められて、高桐院に行った。大覚寺の塔頭(たっちゅう)の1つだった。
運転手さんは「紅葉で有名な寺」と言った。11月24日のことで、やや遅いかと心配すると、散ったモミジの葉を見るのだと言う。それならばと、行ってみることにした。
山門までの参道も紅葉は美しかった。地面は落ちた葉で覆われていた。
寺に入り、庭を見ると、やはりモミジの葉が散っていた。一方で木の紅葉もほぼ盛り。木はそれほど多くはない。しかし、真っ赤な紅葉は、逆光に映えて美しかった。
その時のメモをもとに書いている。しかし、庭の写真が残っていない。ひょっとすると、庭は撮影禁止だったのかもしれない。
◇高桐院(こうとういん)◇
京都市北区紫野大徳寺町73−1。京都市バスの大徳寺、または建勲神社前下車、徒歩約5分。075-492-0068。1601(慶長6)年、細川忠興の創建念。拝観有料。
(梶川伸)=状況が変わっていることもありますので、ご了承ください。また、新型コロナウイルスの関係で、拝観の場合は確認が必要です。2021.11.23
更新日時 2021/11/23